一過性のトレンドとは一線を画し、様々なカルチャーの背景を恒久的に着用できるアイテムにカタチ取るブランド、”BLAW(ブラウ)”

世界中から集められたアーカイヴを一点モノとして、職人の手により施されるリサイズ中心としたリメイクアイテムは、不必要になった仕様や装飾を省く。

現代とのギャップを無くし余分なディテールを削ぎ落とすことで、洗練された輪郭へと生まれ変わらせている。

“BLAW” というブランドネームは、ドイツ語で”青”を意味する” BLAU” とスコットランドで使われるスラングで、”最高”を意味する” BLAW”を組み合わせて生まれた。

“青”は様々なカルチャーを生み出した空や波の色や、ブルースロックやジャズを意味する色であり、“青”のタグを使用している“BLAW”もまたカルチャーの一つであることを意味している。

 この11月、BLAWとして新たにローンチされたリメイクコレクションは、ユーロミリタリーのアーカイヴがメイン。

 

ピックされているアイテムの一つITALIAN AIR FORCE PILOT JACKETは、1970年代からイタリア空軍で採用されているフライトジャケットで、最大の特徴は細かく畝るように織られているコットンファブリック。控えめな光沢による高級感と独特な粗野感を併せ持つ生地は、当時のミルスペックの基準を満たす通気性・透湿性を持っており、春秋だけではなく、屋内で過ごすことの多い日本の冬特有の寒暖差に対してもインナーとして十分に活躍してくれる。

狭い操縦席の中、着席での運用を想定されデザインされているフライトジャケットは、着丈を短くし、ポケット位置を高くすることで、着席時の利便性を高め、身幅を広げることで、可動域を広げている。

今回のリメイクは、フライトジャケットの短丈のデザインを活かしつつ、幅はより多くのスタイリングにもマッチするように調整している。その内容は身幅・肩幅・袖幅、全て1人の職人によってリサイズが行われ、ITALIAN AIR FORCE PILOT JACKETが本来もつ機能美に裏付けされた美しいデザインは維持しつつも、アウトラインは新たに生まれ変わった一着になっている。

ITALIAN AF PILOT JACKET
Col. OLIVE
Size. F
Price. ¥29,000 + Tax

 

FRENCH AF FIELD JACKETは60'sのSCECAM社の生産によるM47後期型タイプ。M47前期型に比べると身幅に対して着丈が長く、生地も打ち込みの強いハリのあるコットンツイルが大きな特徴。フランス軍の特有の綺目細かな縫製や、軽くタフな生地感、何よりM47の系譜を継ぐデザインはミリタリージャケットの中でも傑作とされている。

こちらのリメイクは袖幅と着丈を調整することでより洗練されたシルエットに作り変え、従来のフランス軍のミリタリーウェアには無い、サイドベンツの仕様を追加することで、紳士服のエッセンスを加え、ジャンルレスな一着となっている。

FRENCH AF FIELD JACKET
Col. OLIVE
Size. F
Price. ¥35,000 + Tax

 

 PMC PERMANENTの店舗ではM47前期型など、上記以外のBLAWのリメイク・リサイズアイテムが随時追加され、また、お客様の体型に対してもリサイズの対応も可能となっている。